フランス語総合5 学生の声

フランス留学への第一歩!日常会話と日本文化を通じた実践授業

現代心理学部心理学科 瀬戸 真愛

フランスへの留学を考えている私にとって、日常の様々な場面で使用される会話をテーマとしたこの授業は、文法練習を重点に置く授業とは異なる魅力を感じ、履修を決めました。
履修を決定した当初は、留学に必要な語学レベルとは程遠い現状に落ち込みましたが、日常会話文をゆっくりと発音することで、フランス語特有のリエゾンに対しても苦手意識が少なくなりました。

また、先生の前で会話文の暗唱をする時などは、先生が非常に明るく褒めてくださり、人に伝わる喜びを毎回感じられたことが、確実に学ぶモチベーションとなりました。

授業で扱う教材では、読む、聞く、話す、書くの四技能が無意識に鍛えられ、日常会話をテーマとしているからこそ感情を込めることで、自分が似た場面を経験する際にはその会話を頭で再現することができます。また、一気にその場面に関連する単語に触れられることは、1対1で単語や熟語を覚えるよりもはるかに効率的であると感じました。

受講者数は約10人と少人数であるため、必ず全員とペアを組む機会があり、クラス全体の雰囲気も非常に良かったです。さらに、先生のお人柄が太陽のようで、質問や相談をためらいなくすることができました。

この授業には書道体験も含まれており、実際にフランス人を迎えて書道についてグループプレゼンをし、書道を教えるという経験ができました。つたないフランス語の発音でも伝わるためにどのような工夫が必要なのかを考え、伝えたい、わかってもらいたいという気持ちが受講者全員からあふれているように思いました。

書道をする際は、誰もが文法やリエゾンを間違える不安よりも、どうにか伝えたい、体験に来てくれた人について知りたいという気持ちが溢れ、身振り手振りを交えながら会話が途切れることはありませんでした。

日本文化について改めて学び、フランス人に伝えることは、留学時にもきっと役立つでしょう。勉強していることを忘れ、話せるようになる、伝わるというその喜びが、間違える不安を超えるものであったことが、私にとってこの授業を受けた最大の効果でした。

書道を通じた異文化交流!フランス語で伝える日本の伝統

現代心理学部映像身体学科 安藤 斐南

授業内でフランス人を招いて、日本の伝統文化である書道について知ってもらいました。私たちは3-4人ずつの3グループに分かれて資料を用いて説明し、留学生に実際に書道を体験してもらいました。このグループワークでは、他の授業ではほとんど関わる機会のない他学年や他学科の学生と関わりました。授業内で2人1組での音読練習をしていたため、複数人でのワークにも戸惑わずに取り組むことができました。

発表に向けて、昼休みを利用して集まって相談したり、授業中にリハーサルを行ったことで、当日はトラブルなく発表を終えることができました。私の拙いフランス語をフランス人の方が頷きながら耳を傾けてくれたことが嬉しかったです。

フランス人の方は書道が初めてでしたが、興味を持ってくれたため、勉強中のフランス語や英語、ボディランゲージを用いながら交代で説明しました。まず筆の持ち方や墨の扱い方を伝え、その後、関先生が書いてくださった手本を見せたり、筆を一緒に動かしたりするうちに次第にコツを掴み、限られた時間の中で上達していたのが印象的でした。

私も学生時代に書いていた書道の魅力や楽しさを改めて感じ、書道を通じて異文化交流ができたことがとても嬉しいです。

この授業を通して、会話形式のテキストや先生の指導のおかげでフランス語の発音に慣れ、以前より話しやすくなりました。しかし、実際にネイティブの方と話すと、伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさを感じ、科目としてではなくコミュニケーションの手段として、フランス語を学びたいと改めて思わされました。授業最終日には服を揃えて「Les Champs-Élysées」をフランス語で歌い、良い締めくくりになりました。

初学者でも安心!わかりやすい授業で深めたフランス語と文化

文学部文学科英米文学専修 西沢 美来

普段の授業ではフランス留学を想定した日常会話を学びました。初習の人にも配慮された分かりやすい授業でとても助かりました。
「書道体験」の回では、書道の歴史について留学生へフランス語で説明しました。

私にとって初めてのフランス語でのプレゼンテーションで、とても良い経験になりました。留学生の方に実際に筆を持ってもらい漢字の書き方を教えて、楽しい異文化交流になりました。

フランス留学に関する講演も行われ、私は講師の方に「寮とホームステイではどちらが良いか」を質問させていただきました。
ホームステイ滞在について新しい知識が得られ、とても参考になりました。

授業全体を通してフランス語とフランスの文化について知識が深まり、受講して良かったです。

フランス語で挑む初めてのプレゼン!フランス語で広がる学びと成長の時間

経営学部国際経営学科 内藤 あい

フランス語総合5の授業は、実践的な学びに重きを置いています。
主な授業内容は、会話の練習とフランス人留学生対象の書道イベントの開催です。

会話の練習では、発音方法を習った後、その場でペアを組んで練習します。初めの方は慣れない発音に苦戦しましたが、段々と慣れることができました。

そして、1ヶ月を過ぎた辺りから書道イベントの準備を開始。私の班はイベントで書く漢字を「麒麟・葡萄酒・薔薇」に決め(字の格好良さ、フランスに関係するワイン・「ベルサイユのばら」が理由)、半紙の使い方や書き順を伝えるプレゼンを用意しました。

人生初のフランス語でのプレゼンに苦戦しながらも、学習歴が異なるメンバーと協力し合って準備したことで、当日は留学生との交流を楽しむことができました。

フランス語がつなぐ出会い!言語の壁を越えた異文化体験

文学部文学科フランス文学専修 坂詰 佳奈

6月に行われた公開授業では、留学生と共に書道体験をしました。どのように言えば伝わるか、考えながら行なう書道は新鮮でした。

体験中は、普段の授業で学習している会話表現を活かしながら、日本の良い文化を伝えることができました。

私は、韓国から来ている留学生と書道をしました。私も彼も母国語ではないフランス語を使用し、コミュニケーションをとるのは非常に困難でした。時にはジェスチャーを用いて、最後までやりきることができました。

この体験を通して、言語の壁を越え、交流することの楽しさを改めて実感しました。文化は、伝えるべきことが沢山あり、それはどれも大切です。伝える手段のひとつである言葉が、完璧ではなくても、表情や身振り手振りを使って、コミュニケーションを取ることができます。今後は言語の習得のみならず、より良い相互理解にも努めたいです。

専門用語をどう伝える?試行錯誤しながら学んだプレゼンの工夫

文学部文学科フランス文学専修 久保井 琴音

私たちの班は日本における書道の位置付けについて発表を行いました。日本では芸術、美術、そして教育としての書道が主な位置付けであり、それぞれの発展過程、また現代の書道の扱われ方などについて話しました。

この発表をするにあたって難しい単語や専門用語をどのようにすれば正確に伝わるか、聞き手にとってわかりやすい説明の仕方などを班のみんなで話し合い、試行錯誤しながら進めていきました。

パワーポイントに語句の説明を追加したり、イラストをたくさん入れることで聞いてる人が理解しやすいような工夫を施しました。

当日は書道が初体験だというフランス人の学生に書き順や筆の運び方のコツなどを教えながら書道を共に楽しみました。フランス人の方々との交流やフランス語での発表は私にとって初めての経験だったためとても良い勉強となりました。

書道から早口言葉まで!楽しみながら学ぶフランス語授業

文学部文学科フランス文学専修 宗形 幸春来

この授業の魅力はアクティビティがとても多いことです。
普段はフランス語の文章を文法的な説明を交えながら勉強し、ペアを組んでその文章の会話を練習します。さらに、ゲストスピーカーの講義や書道体験などの特別授業があります。

今年のゲストスピーカーはフランス政府留学局担当の方で、貴重なお話を聞くことができたり、質問をして様々な知識を習得したりととても充実した講義でした。

また書道体験では、留学生国内学生問わずフランス語を話す学生を招待し、日本文化である「書道」を実際に体験してもらいました。受講生はフランス語でグループプレゼンをする機会が設けられます。そして、最後にはフランス語と日本語の早口言葉を使ってゲームを行いました。

とても短い時間ではありましたが、初対面にも関わらずすぐに仲良くなることができ、たくさんの友人も作ることができました。私はこの夏からフランス留学をするため、この授業で学んだことを活かして素敵な留学生活を送りたいと思います。