朝鮮語

朝鮮語を学ぶ

教員からのメッセージ

朝鮮語とはツンデレな言語だなといつも思います。なぜか。
簡単だなと思って学修を始める人たちには文字や発音で返り討ちにする(ツン)一方で、外国語と聞くだけで拒否反応を示すような人たちには数週の我慢で簡単なコミュニケーションを可能にさせモチベーションを喚起する(デレ)、そんな言語だからです。

でもそれは「外国語を学ぶ」ことのエッセンスの表れなのだと感じています。学修を続けていけばきっと、外国語学習それ自体への抵抗がなくなり、奥深さを感じることができるようになっているでしょう。本学で朝鮮語を教えている教員には、そうした経験を経た人がたくさんいます。ぜひ、朝鮮語をあなたの+1にしましょう!!!

朝鮮語を学ぶ6つの理由

  • 距離的にも言語的にも往来的にも、もっとも近い隣国(の一つである)韓国で生まれ育った人たちと親密なコミュニケーションがとれるようになります。
  • 一見、記号のような文字である「ハングル」が読めるようになることで、他の外国語で使用される文字にも興味と関心がわくようになります。
  • 日本語と韓国語を比較しながら学ぶことで、外国語アレルギーがなくなります。
  • 日本と朝鮮半島が太古の昔から往来があったことを実感する機会が訪れます。
  • 日々過ごしているだけでは見過ごしがちなアジアの歴史と現在を知る機会が得られ、世界の中の日本・韓国・アジアという視点が身につきます。
  • 世界中の思わぬところに在外コリアンがいることに気付くようになり、世界をみる視点が一つ増えます。

研究室だより

履修モデル

授業紹介

留学準備領域

留学に求められる言語運用能力を修得しつつ、あわせて当該地域の文化を学ぶことを目指す領域です。

CEFR科目名

A1~B1

朝鮮語総合1~4

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

朝鮮語総合1

学修歴が浅い段階で早めに検定の初級に合格しておきたい方のための科目です。検定試験初級レベルの対策を通して、朝鮮半島の文化や社会事情について知る機会を増やします。必須語彙や問題のシチュエーションを丁寧に見ていくと、なぜこういった単語や状況が出題されるのだろう?という疑問がわいてくるはずです。そうした着眼点を得ることが、異文化理解の一歩となり、これからの外国語学習をサポートすることになるでしょう。

  • 2024年度の授業内容です。
朝鮮語総合2

交換留学を目指すみなさんにはぜひ履修してほしい科目です。検定試験中級レベルの対策をしながら、朝鮮半島の文化や社会事情について学びます。読解問題を解いたり作文問題で高得点を取ったりするには、朝鮮語の語彙や文法を知っているだけでは不十分で韓国や世界の出来事についての知識も必要となります。経験豊富な教員が知識とスキルの両面から皆さんのサポートを行います。

  • 2024年度の授業内容です。

プロジェクト領域

必修科目で学修した内容を生かして当該地域の社会や文化について学び、言語運用能力のゆるやかな向上と文化的教養を培うことを目指す領域です。

  • 必修科目で朝鮮語を履修した方は「入門朝鮮語」を履修することができません。
CEFR科目名

A2〜C1

朝鮮語演習1~4

A1

入門朝鮮語

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

朝鮮語演習1

必修科目を修了した方や「入門朝鮮語」で言語の仕組みを身につけた方のうち、アウトプットの練習を多く積みたいと考える方のための科目です。日常的なトピックを多く扱うことで韓国の生活文化を紹介するとともに、授業後からすぐに使える表現の修得を目指します。春学期に履修する場合はインプット中心の「朝鮮語総合3」との同時履修を強く勧めます。同時履修することにより、必修科目と同様に効率よく実力の向上をはかることができます。

  • 2024年度の授業内容です。
朝鮮語演習4(2025年度新規開講予定)

言語の修得のみならず韓国や朝鮮半島、在外コリアンに関する現状を知りたいと考えている方にぜひ履修してほしい科目です。中級レベルに到達した方に、社会問題など少し複雑なトピックの聴解・読解による理解を試みます。外国語でのコミュニケーションには語彙力や文法の知識は当然必要ですが、一定の水準に到達するとだんだんと教養や専門知が求められるようになっていきます。「アカデミック領域」科目履修の準備にもなる科目です。

キャリア領域

卒業後グローバルに活躍するために必要な言語運用能力、例えばビジネス資料作成やプレゼンテーションスキルの育成などを目指す領域です。

CEFR科目名

B1〜C1

キャリア朝鮮語1~4

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

キャリア朝鮮語1(2026年度新規開講予定)

将来、韓国語を使う仕事に就きたいと考えている方のための科目です。朝鮮語のビジネス・コミュニケーションに必要となる知識を身に付け、かつ授業内で実践に模したプレゼンテーションやディスカッションを行います。様々なトピックでの発表と話し合いを通して、朝鮮語の運用能力の向上と、多様な文化背景を持つ相手を受容する力、交渉する力が養われることでしょう。

キャリア朝鮮語4(2026年度新規開講予定)

通訳の基礎理論と実践について学ぶ科目です。実際に通訳経験のある教員から学ぶことができます。通訳者になるためにはどのような学修が必要か、担当教員に相談することも可能です。これまで培ってきた能力を総動員してもう一段階上の朝鮮語能力を身につけましょう。

アカデミック領域

「言語を学ぶ」のではなく「言語で学ぶ」ことを目指す領域です。文献講読や論文執筆、CLIL科目などがあります。

CEFR科目名

B1〜C1

アカデミック朝鮮語1~2

B2~C2

朝鮮語CLIL1~2

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

アカデミック朝鮮語2(2026年度新規開講予定)

将来、大学院に進学して韓国研究をしようと考えている方や、韓国への長期留学を考えている方にぜひ履修してほしい科目です。「ゼミ」のような学びを朝鮮語で行います。朝鮮語文献のリサーチや講読、質問の仕方、プレゼンテーションの方法などを学ぶことを通して、朝鮮語に関係する学術界で必須となるスキルやコミュニケーション能力を身に付けることができるでしょう。

朝鮮語CLIL1(2027年度新規開講予定)

本学の朝鮮語教育の総まとめの授業であり、留学経験者や国内外の大学院へ進学を考えている方にぜひ履修してほしい科目です。全編朝鮮語で何らかの専門に関する授業が展開されます。大学の授業を理解するために必要な語彙や文法および韓国の社会・文化に対する知識や教養について、現地の大学で授業を受けているような雰囲気の中で発見し修得していきます。大学での朝鮮語学修の仕上げとしてチャレンジしてみましょう。