フランス語

フランス語を学ぶ

教員からのメッセージ

ことばの厚みと広がりを知ることができる。
ことばとは、歴史・社会・内省といった人間の諸活動を作り上げている材料であると同時に、これらを、そしてことばそのものを客観的に考えるための道具でもあります。フランスではすでに18世紀に、人間の諸活動をフランス語を通して総体的に記述しようとする試みがなされました。

その試みは、必要な修正を加えれば、私たちが直面しているさまざまな現代的諸問題、例えば、歴史的な問題、社会・文化的な問題、人間の存在に関わる問題、ことばに関わるさまざまな問題を考えるための重要な枠組みを提供するひとつの切っ掛けとなる可能性を秘めています。そのような厚みと広がりのある思考に触れさせ、知的好奇心をくすぐってくれるのがフランス語です。

フランス語を学ぶ7つの理由

  • フランス語は世界5大陸で用いられる言語で、3億人の話者がいます。
  • 国連、ユネスコ、国際オリンピック委員会などの国際機関の公用語となっています。
  • フランス語圏の国々では、フランコフォニーと称される文化的な連帯が強まっています。
  • ヨーロッパに位置するフランスは、他国との共生を常に模索してきました。フランスから学ぶことは多いです。
  • フランス語は音の響きをとても大切にしている言語です。フランス語の発音は習得するのが大変かのように思えますが、実はとても規則的です。発音の決まりを覚えてしまえば初めて見る単語もすぐに発音できます。
  • フランス語学修を通してフランス語圏の人々の文化、価値観を学ぶことができます。
  • 日本ではフランス語を話す旅行者が年々増えています。フランス語を使う機会は日本でも実はとても多いのです。

研究室だより

履修モデル

授業紹介

留学準備領域

留学に求められる言語運用能力を修得しつつ、あわせて当該地域の文化を学ぶことを目指す領域です。

CEFR科目名

A1~B1

フランス語総合1~11

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

フランス語総合5

「フランス語総合5」は、フランスまたはフランス語圏への留学を希望している人を対象とした授業で、留学に必要な情報・知識と、実践的なフランス語会話を学ぶことができます。

本授業のために作成した、留学を題材とした教科書を用いるため、フランス語の実践的な会話力が培えます。またその一環として、日本文化をフランス人留学生に体験してもらう日本文化体験の授業回があり、フランス語で書道のプレゼンを行った後、本学留学生に書道を体験してもらいます。

  • 2024年度の授業内容です。
学生の声
フランス語総合6

「フランス語総合6」も「フランス語総合5」と同様に留学準備クラスに位置づけられ、海外での生活に関心がある学生を対象にしています。
本授業では留学する際に必要なフランス語会話を習得するだけでなくグループで日本と海外の生活の違いについてディスカッションを行うなど海外での生活をよりイメージしやすくなるような授業を行っているのも特徴です。

また日本文化体験の授業回では華道(生け花)についての発表のあと、留学生といっしょに生け花体験をしてもらいます。

  • 2024年度の授業内容です。

プロジェクト領域

必修科目で学修した内容を生かして当該地域の社会や文化について学び、言語運用能力のゆるやかな向上と文化的教養を培うことを目指す領域です。

  • 必修科目でフランス語を履修した方は「入門フランス語」を履修することができません。
CEFR科目名

A2〜C1

フランス語演習1〜6

A1

入門フランス語

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

フランス語演習3

「フランス語演習3」は、さまざまな授業活動によって能動的に言語を学びながら、フランス語圏の文化や社会に関する教養を深めることを目指す授業です。必修科目等で身に付けたCEFR A2レベルのフランス語運用能力を土台とし、CEFR A2レベルの題材に触れながら定着をはかります。総合テーマは「日仏文化理解」で、具体的にはフランス語特有の表現方法やレトリックを中心に扱います。また、本領域の科目はアカデミック領域の科目を受講するための準備段階にも位置づけられています。

学生の声
フランス語演習4

「フランス語演習4」は、さまざまな授業活動によって能動的に言語を学びながら、フランス語圏の文化や社会に関する教養を深めることを目指す授業です。必修科目等で身に付けたCEFR A2レベルのフランス語運用能力を土台とし、CEFR A2レベルの題材に触れながら定着をはかります。総合テーマは「フランス語圏の社会・文化・歴史」で、具体的な題材としてフランス語圏の連帯を中心に扱います。

学生の声

キャリア領域

卒業後グローバルに活躍するために必要な言語運用能力、例えばビジネス資料作成やプレゼンテーションスキルの育成などを目指す領域です。

CEFR科目名

B1〜C1

キャリアフランス語1〜3

B2~C2

フランス語トレーニング1

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

キャリアフランス語2(2025年度新規開講予定)

将来、グローバル社会で活躍するために必要となるフランス語の運用能力の育成を目指し、フランス語圏の文化や社会に関する知識をさらに深めることで、さまざまな話題での議論ができる素養を身につけることを目標とする授業です。CEFR B1レベルの教材等を使用し、テーマごとに自身の意見をフランス語で述べながら、ディスカッションができるようになることを目指します。また、相手の意見も取り入れながら、互いに建設的な議論ができるようなコミュニケーション力を培います。

キャリアフランス語3(2025年度新規開講予定)

将来、グローバル社会で活躍するためにフランス語の運用能力の育成を目指しながら、多様な文化背景を持つ相手との間に立って言語を仲介する力を養うことを目標とする授業です。CEFR B1レベルの能力がある学生が履修することを前提とし、フランス語から日本語に翻訳・通訳する基礎となる技術を身につけます。旅行関係の情報記事、パンフレット、新聞記事、ニュース、文学作品などを題材に、場面や状況に応じたニュアンスの違い、言語間での意味のギャップ、そして文化や社会的背景の位相に起因する翻訳・通訳で生じる問題についても扱う予定です。フランス語の意味を正しく理解するだけでなく、どのような日本語に置き換えるべきかについても考えていきます。

アカデミック領域

「言語を学ぶ」のではなく「言語で学ぶ」ことを目指す領域です。文献講読や論文執筆、CLIL科目などがあります。

CEFR科目名

B1〜C1

アカデミックフランス語1

B2~C2

フランス語CLIL1~2(隔年開講)

  • 詳しい科目一覧はRGuideで確認してください。
  • 2024年度に言語自由科目のカリキュラム改訂を行い、2024年度以降2027年度まで順次科目を新設しています(2027年度に全言語完成予定)。

教員からのおすすめ科目紹介

アカデミックフランス語1(2026年度開講予定)

将来、「言語を学ぶ」ことから「専門領域を言語で学ぶ」ことへ発展するために、フランス語を使用して学問上の専門分野や専門領域で活躍できる力の基礎を身につけることを目標とする授業です。留学経験者や国内外の大学院への進学を考えている学生を対象としています。CEFR B2レベルの教材等を用いて、フランス語の学術界で必須となるさまざまなスキルやコミュニケーションに必要となる知識を身につけ、教室内での実践経験を通してそれらの能力を磨いていきます。具体的には、フランス語で書かれた文献のリサーチや講読、論文執筆、講義や講演での質問の仕方、プレゼンテーションの方法などを学びます。フランス語で小論文を執筆する練習を通して、学術的なフランス語力を身につけることができます。

フランス語語CLIL1(2027年度開講予定)

「言語を学ぶ」ことから発展し、専門領域をフランス語で学ぶための基本的な語学力を強化することを目標とする授業です。留学経験者や国内外の大学院への進学を考えている学生を対象に、授業ではCEFR C1レベルの人文・社会・自然科学系の各分野のアカデミックな題材やグローバル社会で特に重要なテーマを中心に扱う予定です。文学・社会学・美学・史学・観光学・映像学等について、フランス語で学びます。