ヨルダン 2021年12月の活動レポート

レポーター

石井 龍斗さん
(文学部 文学科英米文学専修 3年)

活動レポート

2021年9月下旬からヨルダンの国連児童基金 (UNICEF)で活動中の石井さんのレポートです。
後日掲載を開始します。

2021年12月(現地で活動中)

引き続きMENA(Middle East and North Africa)地域のコロナワクチンに関する情報分析を行っています。

ヨルダンでのオミクロン株確認

12月12日に国内でのオミクロン株の確認が発表され、今週はずっとオミクロン株に関連した検索やSNSでの発信が続いています。それに伴って、様々な憶測や陰謀論なども見られ始め、ネガティブな感情が増加している傾向にあります。ヨルダン保健省も過度に不安になる必要はないと発信していますが、目立った効果はなく、不安感情があおられている状況です。感染者数が減少傾向にある状況での確認だったため、年末年始を控える現在、感染者数が再び増加する恐れがあります。地域の人々もニュースに敏感になっているため、煽られた感情傾向が見られる恐れもあり、注意深い分析が必要になります。

ブースター接種

3回目のワクチン接種に関して、肯定派と否定派は2極化している状況です。否定派の多くは副作用を懸念している様子であり、最初のワクチン接種に対する副作用の懸念が広がった状況と類似しています。また、各政府がブースター接種の表明をしてから、ワクチンに対する陰謀論もさらに増加し、ワクチン接種に否定的な人々に影響を及ぼしていることも事務所内で懸念されています。政府が沈静化を図ると、さらにその声明を引用して発信するため、ワクチン誤情報の鎮圧が難しいのが課題です。

ヨルダンでのオミクロン株の確認に対する最初の報道

過去のレポート

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