タイ 2021年10月の活動レポート(オンラインで活動中)

レポーター

清澤 風歌さん
(観光学部 観光学科 4年)

活動レポート

2021年9月からタイの国連常駐調整官オフィス(UNRCO)で活動中の清澤さんのレポートです。

2021年10月(オンラインで活動中)

タイ、国連と日本の関わり

タイの国連機関で活動を開始して2ヶ月近くが経ち、タイの開発パートナーとして日本がどのような立ち位置にあるのか、RCOシステムや国連組織全体におけるドナーとしての日本の役割とはどのようなものかという部分に視点を持つことができるようになりました。日本政府の援助によるプロジェクトはたくさんありますが、例えば先日国連タイのホームページにアップした「コロナ対応のための医療機器の提供」、「サイバー犯罪抑制のためのトレーニング」についての記事はどちらも日本政府の援助によるものです。自分がボランティアとして関わることで国連が身近に感じられるようになっただけではなく、日本とタイという2国間の関係性にも関心が広がり、日本人としてタイの国連機関でボランティアに従事することに強い責任感を感じました。
また、最近は日常生活で国連が主導する活動や、日本の国際協力に関する話題に感度が高くなっているのを感じています。このような自分の意識の変化が、ボランティア中に他の人の意識変化にも還元されるような活動ができないか考えていきたいと思っています。

上司とのキャッチアップ
久しぶりに上司とお話をし、お庭の植物紹介までしてもらいました
自己紹介を兼ねたSNS投稿
ありがたいことに今月最も反響があった投稿の1つでした

国連の日2021

10月24日は1945年に国連憲章が発効して76年の記念となる国連デーでした。私がコミュニケーションオフィサーとして担った仕事は、本部から共有される情報やタイにオフィスを持つ国連機関が開催する関連イベントをウェブサイトに上げること、ソーシャルメディアのパッケージを用意することの2点です。RCOは事務局としての役割を担うので、国連本部から共有される情報をタイのコンテンツとして相応しいようにローカライズさせたり、タイ国内にオフィスをもつ21の国連機関のコンテンツが競合なく拡散されるように調整をおこなったりすることが重要な仕事です。
私はタイの国連機関について紹介するというコンテンツを提案し、上司の協力のもとデザイナーに下記のようなグラフィックカードや動画制作を依頼し、考えた投稿文のサンプルを他の機関のコミュニケーションオフィサーに共有しました。このような機関をまたいだ横断的な投稿が、たくさんの人に届いて国連組織の役割や仕事内容について知ってもらう契機になっていたらいいなと思っています。

©UN Thailand, 2021
©UN Thailand, 2021
UN Dayに向けて制作したコンテンツ ©UN Thailand, 2021

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