CSI社会調査フォーラム

社会調査フォーラムは、統計的社会調査の理論と方法に関する実践例を紹介するセミナーです。
学外から社会調査の経験がある研究者を招聘し、社会調査の実際をテーマとする研究会の開催を通して、その理論や方法を広く学ぶ機会を設けます。

第14回 社会調査フォーラム
DID(Difference in Difference)の基本的な考え方と実践

本年度は、DID(Difference in Difference)をテーマにフォーラムを開催する。DIDとは因果推論の手法の1つで、特定の処置が結果(Outcome)に与える影響を、処置群の処置前後におけるOutcomeの差と対照群のOutcomeの差の差をとることで、観測不可能な要因や選択バイアスを可能な限り除去しようと試みるものである。当日はまずDIDの基本的な考え方とDIDを扱うにあたっての注意点を述べる。次にデータを用い、実際にDIDモデルの変数の作成・定式化のデモンストレーションを行う。またDIDの拡張版モデルについてもあわせて説明を行う。

日時

2025年1月11日(土)15:00~17:00

会場

立教大学池袋キャンパス 8501教室(8号館5階)

講師

内藤 朋枝 氏(成蹊大学経済学部 准教授)

こちらのセミナーは終了致しました。お申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

過去開催したフォーラム

第13回 社会調査フォーラム ~Rで学ぶ系列分析

本年度は、系列分析(Sequence Analysis)をテーマにフォーラムを開催いたします。ここでの系列とは、複数の状態や出来事の連鎖を示すもので、職業経歴や家族経歴、生活時間などのデータがあてはまります。本フォーラムでは、系列データの分析手法である最適マッチング分析(Optimal Matching)を中心に、系列分析の基本的な考え方について解説します。
当日は[R]を使用しながら、特に初めて分析をする際のデータハンドリングの注意点にふれつつ、どのような分析が可能になるかを説明します。学内外の研究者が参加可能な公開フォーラムですので、皆様お誘いあわせの上ご参加ください。

日時

2023年12月9日(土)14:30~17:00

会場

立教大学池袋キャンパス 8501教室(8号館5階)

講師

黒川 すみれ氏(福岡県立大学 人間社会学部講師)

こちらのセミナーは終了致しました。お申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第12回 社会調査フォーラム ~Rを用いたイベント・ヒストリー分析

本年度は、生存時間分析(イベント・ヒストリー分析)をテーマにフォーラムを開催いたします。生存時間分析は生物学、医学、工学などの自然科学のみならず、経済学や社会学などの社会科学でも広く使われている分析手法です。本フォーラムでは連続時間と離散時間のモデル、パラメトリックとセミ・パラメトリックなモデルについて解説します。

さらに、競合リスクや繰り返しイベントの分析モデルについても説明し、「R」を用いた生存時間分析の実行についても触れる予定です。学内外の研究者が参加可能な公開フォーラムですので、皆様お誘いあわせの上ご参加ください。

日時

2023年1月21日(土)15:00~17:00

会場

立教大学池袋キャンパス 8503教室(8号館5階)

講師

福田 亘孝氏(東北大学 教授)

こちらのセミナーは終了致しました。お申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第11回 CSI社会調査フォーラム「Pythonで行うデジタルデータ収集」

今回は、近年急速に発展してきている計算社会科学をテーマにフォーラムを開催します。計算社会科学にとって欠かすことのできないweb上のデータ収集法について、特によく用いられるPythonを実際に使いながら解説します。当日はJstageやソシオロゴスなどの公開データをAPIやスクレイピングを用いて収集し、分析可能な形式に形成するところまで触れる予定です。学内外の研究者が参加可能な公開フォーラムとなっておりますので、皆様お誘いあわせの上ご参加ください。

日時

2020年12月16日(水)18:00~19:30

会場

オンライン(Zoom)

講師

瀧川 裕貴(東北大学 准教授)

こちらのセミナーは終了致しました。お申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第10回CSI社会調査フォーラム 「傾向スコア入門 理論から実践まで」

今回は、傾向スコアをテーマにフォーラムを開催します。学内外の研究者が参加可能な公開フォーラムとなっておりますので、皆様お誘いあわせの上ご参加ください。

傾向スコアとは、一般的な質問紙調査を使って因果推論を行うための手法である。一般的な質問紙調査に代表される調査観察データでは、個人がある条件に対して無作為に割り当てられていないために、因果推論は困難であるとされてきた。しかしながら、傾向スコアというある条件へ割り当てられる確率を調整することで、特定の因果効果を求めることが可能な条件が明らかにされてきた。本セミナーでは傾向スコアの概要や分析方法、用いる際の注意点などを紹介する。

日時

2019年12月5日(木)18:00~19:30

会場

立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館 第1・第2会議室

講師

小川 和孝(慶應義塾大学、日本学術振興会特別研究員PD)

定員

30名(先着順・事前予約制ですが、当日のご参加も可能です)

こちらのセミナーは終了致しました。お申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第9回 CSI 社会調査フォーラム「パネルデータ入門:調査実施から分析まで」

本フォーラムでは、パネルデータの特徴に焦点をあてながら、調査の実施からデータ分析までを紹介していきます。パネルデータとは、同一個体を複数の時点において観察するデータであり、時点を固定して個体を観察するクロスセクションデータや、個体を固定して時点を観察する時系列データの特性を併せもっています。そのため、パネル調査の実施やデータ分析においては特殊な方法が採用されます。具体的には以下の項目について触れる予定です。

  • パネル調査の実施で注意が必要な点(本当にパネル調査が必要なのか、調査モード、質問項目の決定と変更、調査脱落への対処、測定誤差の存在)
  • パネルデータの処理(コーディング、クリーニング、ワイドデータとロングデータ、欠損や欠測の処理)
  • パネルデータの分析(変化の記述、Pooled OLS、固定効果、変量効果、差の差法、マッチング、ダイナミックパネル、標準誤差の計算、結果の解釈)
日時

2018年12月5日(水)18:30~20:00

場所

太刀川記念館 第1・第2会議室

講師

大久保 将貴(東京大学 社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブセンター助教)

定員

30名(先着順・事前予約制ですが、当日のご参加も可能です)

こちらのセミナーは終了致しました。2019年度の開催が決まり次第HPにてお知らせいたします。

お申し込みはこちら

  • 学外の方は、セミナー名・お名前・ご所属・ご連絡先をお書き添えのうえ、[email protected]までお申込みください。

第8回 CSI 社会調査フォーラム「質的比較分析(QCA)と社会的カテゴリー分析への応用」

本フォーラムでは、近年、応用が進む質的比較分析(QCA)について、数学的基礎・分析手順・ソフトウェアの利用方法について紹介します。あわせて、報告者が進めている社会的カテゴリー分析への応用についても紹介します。QCAを知りたい、これからQCAやってみたいと考えている方は、是非ご参加ください。

日時

2018年2月16日(金)18:00~19:30

場所

太刀川記念館 第1・第2会議室

講師

石田 淳(大阪経済大学 人間科学部 准教授)

定員

20名(先着順・事前予約制ですが、当日のご参加も可能です)

終了しました。

679

第7回 CSI 社会調査フォーラム「計量国際比較研究の方法と課題」

本フォーラムでは、計量国際比較研究の主な研究枠組みと特有の課題、それを乗り越えるための分析手法を紹介します。
具体的には、意識変数および政府統計等を用いたマクロ変数にかかわる測定の問題を扱い、分析手法としては、多母集団同時分析や潜在クラス分析、ファジークラスタリング、混合分布モデルなどを扱います。

日時

2017年1月18日(水)18:30~20:00

場所

池袋キャンパス6210教室

講師

永吉 希久子(東北大学文学研究科 准教授)

定員

20名(先着順・事前予約制ですが、当日のご参加も可能です)

終了しました。
上記リンク先から「立教時間」にログイン(要V-Campus ID・PW)
内容を確認し、「参加申し込み」ボタンをクリック

  • 教職員および学外の方は、セミナー名・氏名・ご所属・ご連絡先をお書き添えのうえ、[email protected]までお申込みください。