立教大学 ソーシャルコンピューティングのガイドラインについて
FacebookやX(旧Twitter)など、ソーシャルコンピューティングは広く社会に浸透し、多くの高等教育機関の教育現場でも利活用されるようになってきました。
立教大学においても、組織や個人の利用が増えており、こうしたツールを安全に利用するためのガイドラインを求める声が高まってきています。
このような状況を踏まえ、立教大学では、学生、教職員、全ての関係者が、オンライン・コミュニケーション・ツールを安全に利用するために、以下のガイドラインを提供することに致しました。 また、教職員向けの補足として、「授業利用にあたっての留意点」、「組織利用にあたっての留意点」を記載致しましたのでご参照ください。
はじめに
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イノベーションへの対応
大学は社会に対しイノベーションを提供する役割を担っています。そのためには、多くのイノベーションを知り活用していく姿勢が求められます。コミュニケーションのあり方に日々変革をもたらしているオンライン・コミュニケーション・ツールについて、私たちは正しく理解し、安全に活用することはとても重要です。 -
知りましょう
ソーシャルコンピューティングとは、人間同士のかかわり合いを支援するためにコンピュータシステムを用いるという利用形態のことです。具体的にはFacebook、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、LINEなどのように、利用者がコメントやレビューを書いたり、活動の記録をWeb上に残しながら、他の利用者と共有することで緩やかにつながることのできるサービスを言います。 -
使いましょう
大学の活動にコミュニケーションは欠かせません。学生同士、学生と教職員、個人と組織、組織と組織、大学と社会などなど、様々なコミュニケーションに、新しいツールは新たな可能性を生み出し続けています。立教大学では、次の社会へのイノベーションを担う学生の生活環境である大学において、この新しいツールを積極的に安全に上手に使いたいと考えています。
立教大学 ソーシャルコンピューティング・ガイドライン
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立教大学の一員であることを自覚し、また、社会の一員としての自覚と責任をもって利用しましょう。
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自分が発信した内容に責任を持ちましょう。一度ネットワーク上に公開すると完全には削除できないことを認識し、自分自身のプライバシーの保護に留意しましょう。
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立教大学に関連した内容について、個人的見解を発信する際には、本名を明らかにした上で一人称を使用し、立教大学の見解ではなく自身の見解であることを明確にしましょう。
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基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権、商標権などを侵害しないように注意しましょう。
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閲覧者に敬意を払いましょう。次のような情報を発信してはいけません。
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(1)誹謗中傷する内容
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(2)他人のプライバシーに関する内容
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(3)公序良俗に反する内容
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(4)人種、民族、言語、宗教、身体、病気、性、思想、信条等に関する差別的な内容
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補足1. 授業利用にあたっての留意点
授業等での利用にあたっては、以下の点に留意しましょう。
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受講者に利用させる場合、自身のプライバシーの保護や発言の影響範囲に関して、十分な説明とリスク管理方法について周知徹底したうえで、事故が発生しないような配慮をしましょう。
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使用環境や本人の意向により、利用できない受講生がいることにも配慮しましょう。
補足2. 組織利用にあたっての留意点
組織等での公式アカウントの利用にあたっては、以下の点に留意しましょう。
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一つのアカウントを複数の利用者で使用すると、発言の責任の所在、パスワードなどの管理責任の所在が不明になり、成りすまし発言などの事故の原因になります。パスワードの共用はしないで、組織の責任者の承認を得た内容を決められた人が情報発信する運用をしましょう。
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公式であることの明示をしましょう。
公式ホームページに公式アカウントへのリンクをはり、公式アカウントのプロフィールには公式ホームページへのリンクをはっておきましょう。 -
アカウント運用ポリシーの策定と明示をしましょう。
(例)○○の公式アカウントです。○○についてのお知らせをしています。このアカウントへのご質問やご要望についての対応は、原則、行いませんのでご了承ください。(○○へのご意見・ご要望は、△△△△までお願い致します。)
(例)○○の公式アカウントです。○○についての情報を発信しています。お寄せいただいたご意見・ご質問にはお答えできないこともありますのでご了承ください。